東北リーグ第2節vsFCガンジュ岩手

5月14日曇天の中、東北社会人サッカーリーグ1部第二節が北上総合運動公園にて行われました。相手は、FCガンジュ岩手。先日行われた、岩手県サッカー選手権大会で決勝まで進み、J3グルージャ盛岡相手に1点をもぎ取った力のあるチームです。因みに、その大会の1回戦でFCガンジュとは対戦しており、1-2で敗戦している為、リベンジマッチとなる。また前節引き分けてしまったので、今回は何が何でも勝ち点3が必要と、石母田監督は、チーム全体に何度も言い聞かせていた。

FCガンジュの特徴としては、高さはないものの、組織的なアグレッシブな守備からのショートカウンターと機動力を活かし、長短のパスをリズムよく駆使してくる。奥州も同じような特徴を持っている為、この試合は、中盤でのセカンドボールの球際、肉弾戦を制する事が大きなポイントになってくる。

フォーメーションは、4-4-2。スターティングメンバーは、GK21番菊池、DFは右から、20番田村、19番佐藤達、10番千葉龍二、17番千葉一樹。MFはダイヤモンド型で、1ボランチ6番藤原直哉、インサイドに7番今松と14番石母田、トップ下に16番新田。2トップに9番佐藤史也と11番藤原史也。リザーブメンバに、1番根本、2番後藤、4番朝日田、18番佐藤真貴、22番佐々木巧実、26菊池千帆、29番小川の7名にベンチ外3人、トレーナーの計22名で試合に臨む。

10時30分奥州ボールで10番千葉龍二のロングキックから試合がキックオフした。相手のフォーメーションは4-3-3。サイドはタッチラインいっぱいに開き、セカンドボール回収後大きな展開で仕掛けてきた。開始20分位は両チームともに、シンプルなプレーで、予想通り、セカンドボールの戦いとなった。拾ったボールはお互いゴール前までいくほど、一瞬も気が抜けない展開であった。相手がロングボールで、サイドに起点を作ってきたので、上手く守備がはまらなかったので、4-4-2から4-2-3-1へ変更した。

そんな中、前半28分自陣で7番今松がボールを奪い、そのままドリブルで前進しながら、周りの状況を確認し、16番新田へスルーパス。相手は触ることも出来ず、一気にGKと1対1へ。狙いすましてシュートするものの、ミートせず、GK正面へ行ってしまう。そこから少しずつリズムを掴み、立て続けに11番藤原史也、16番新田を放つも、相手DFも身体を投げ出したブロックに阻まれた。前半は一進一退の攻防も末0-0で、終了しハーフタイムに入る。ハーフタイムで、11番藤原史也に替え、29番小川を投入する。石母田監督からは、攻守の切り替えと気持ちで負けない、ベンチメンバーにいつでも出られる様に伝える。

後半が開始する頃には、少しずつ陽も出てきた。後半19分9番佐藤史也に替え、18番佐藤真貴を投入し、より攻撃的布陣に変える。後半30分を迎え、次第に足が止まってきた。そんな後半34分相手右サイドからペナルティーエリア内に侵入され、早い低めのクロスに、合わせられ、GK21番菊池龍が触り、20番田村が何とか搔き出すも、無情にもラインを割ってしまい、ゴールの判定。残り10分で、1点ビハインド。何が何でも点数を取りに行かなきゃないが、相手も士気が上がり中々押し込めない。しかし、終了間際10番千葉がインターセプトから50m駆け上がり、相手をずらし、中へ。18番佐藤真貴からフリーの16番新田へと繋ぎ、シュートを放つも、足で見事にブロックされ、こぼれ球が途中出場の22番佐々木巧実の前へ転がる。しかし、シュートではなく、パスを選択。受けた選手に対し、必死に戻ってきたガンジュの選手が食らいつき、守り切られてしまった。そしてそのまま試合終了の笛が鳴り響き、0-1で惜敗してしまった。内容的には、勝てなくもない試合だったが為に、悔しさを隠し切れない。試合後のミーティングでは、所属年数が最も長い佐藤達也選手からは、東北1部でやる覚悟を今一度再認識しようと一言。石母田監督からは、ここまでくると小さな差が大きな差になる、普段のトレーニングでどこまで試合を想定して、やるかが重要になってくる。出ている選手も現状に満足せず、レベルアップを図ろうと伝える。

この2試合、1つ違えば 、勝ち点6でもおかしくない、しかしながら、現実は勝ち点1。この現実をしっかりと個人、チームとしても、重く受け止める必要がある。2節終了時点で10チーム中7位。次節は5/28日曜日に釜石鵜住居復興スタジアムにて、日本製鐵釜石と対戦する。キックオフ時間は11時。釜石は勝ち点が0の為、何が何でも、勝ち点3を取りに来ると思うので、この戦いも苦しい展開が想定されるが、こちらも勝たなければならないので、1週間空くので、しっかりとトレーニングやミーティングをしていきたい。釜石ではございますが、たくさんの方に足を運んで応援に来ていただけると幸いです、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。