県選手権大会 決勝トーナメント 1回戦VS大宮クラブ
岩手県選手権大会(天皇杯岩手県予選)の決勝トーナメントが3月14日に紫波町にある岩手県フットボールセンターで行われました。水沢サッカークラブは11月の予選リーグを全勝し、決勝トーナメントに臨みました。対戦相手は抽選の結果東北リーグ1部に所属する大宮クラブです。
フォーメーションは4-3-3。スターティングメンバーは守護神31番根本、DF右から2番後藤、19番佐藤達也、新加入選手の29番佐藤信之介、26番菊地。MFはダブルボランチには11番今松と24番藤原、トップ下には5番朝日田。FWにはキャプテンで10番の千葉、14番石母田、9番佐藤史也の布陣。
冬の期間、石母田監督は守備の仕方と選手層を厚くする為、若手選手の育成に取り組んで来ました。大宮クラブとの試合は、トレーニングの成果を計るに申し分ない相手であります。
雨が降る中、水沢ボールでキックオフ。開始1分、クリアボールを相手に拾われ、ゴール前でフリーな選手にボールが渡る。29番佐藤信が寄せるもボールは右上に突き刺ささり、ネットが揺れた。ピッチコンディションに慣れる前の痛い失点でありました。
前半10分、コーナーキックのピンチ。マークを外しファーサイドに走り込んだ選手に決められ、0-2。
気持ちを切り替え、11番今松を起点に攻撃を組み立てる。14番石母田、10番千葉、24番藤原がシュートを放つもわずかに枠を捉える事が出来ない。
ハーフタイムに入り、ボール保持時のポジショニング、守備時のポジショニング、相手のストロングポイントをどう消すかを確認する。この大会は交代を5人まで可能な為、サブ組はウォーミングアップを始める。
後半8分またしてもコーナーキックからの失点。高身長の選手にピンポイントで合わせられる精度に相手の強さを感じた。続いて後半20分左サイドを崩され、折り返しを決められ4失点目。
0-4になるも諦めず、一矢報いる為、試合開始時同様前線からプレッシングをかける。すると後半30分途中出場の3番伊藤が相手DFからボールを奪い、ゴールへ一直線。相手をブロックしながらシュートを放ったこぼれ球に、同じく途中出場の22番岩渕が押し込んだ。残り15分追加点を狙いに24番藤原、22番岩渕が相手GKと1対1のビックチャンス。ファインセーブもあり決めきれず、試合終了の笛が鳴る。結果は1-4の大敗だ。
試合を通し東北1部と2部の差は点数差ほどなく感じたが、要所要所で相手の方が上手であり、余裕がありました。今後の課題としてはボールを運ぶ(ビルドアップ)及びシュートのクオリティー向上が必要不可欠だと痛感。イージーミスが多く、逆に相手はそれが少なかったとも言えます。4失点はしましたが、守備のトレーニングの成果は随所で現れていたし、交代選手が結果を出した所は収穫がありました。
本番である東北リーグの開幕戦は5月16日アウェイで秋田FCカンビアーレ。昨シーズンは2-0で勝ちましたが、油断できない相手の為、残り2か月万全の準備をし、臨みたいと思います。今シーズンこそは悲願の優勝及び1部昇格出来るように頑張りますので、改めて応援の程宜しくお願い致します。