東北リーグ2部北 第3節 VS 五戸SC
6月5日曇天の中、五戸ひばり野公園陸上競技場にて、2022東北社会人サッカーリーグ2部北第3節が開催。先週は他チームが第2節を行うなか、9チームでのリーグ戦の為、奥州ユナイテッドFCは試合がありません。他会場の結果により、今シーズンも上位チームは実力差が均衡しており、得失点が重要になることが予想される。
その為、この五戸サッカークラブ戦でも1点でも多く、無失点で終えることがチームの共通認識となった。
今シーズン初のアウェイ戦、また会場に五戸のサポーターが30人程度足を運んでいた為、緊張が選手の顔からも伺えた。
フォーメーションはいつも4-2-3-1とは少し変え、4-1-4-1。いつもはダブルボランチを敷いていましたがインサイドハーフ(トップ下)を2枚にし、相手ゴールでより近い所でプレーする事で、得点チャンスを増やす意図があった。
スターティングメンバーは、GK31番根本、DFは右から32番田村、19番佐藤達、24番小川、14番石母田、MFはワンボランチに、6番藤原直哉、右サイド9番佐藤史也、インサイドハーフに、7番今松、8番佐々木海斗、左サイド11番藤原史也、1トップにキャプテン10番千葉の布陣で挑みます。ベンチメンバーには、5番朝日田、18番佐藤真貴、28番佐々木巧実の3名。
対する五戸は4-5-1。前線にはカウンター要員を1枚残し、それ以外は守備に徹しており、奪ったらロングシュートを狙ってきた。
奥州ユナイテッドFCボールでキックオフし、右サイド32番田村がボールを持ち、速いクロスで、五戸ゴールを狙う。
ゴール前に積極的に走り込むのは、9番佐藤史也と11番藤原史也。この2枚は前への推進力がとてもあり、相手にとってはとても脅威となります。
前半4分パスカットから7番今松のスルーパスに10番千葉が抜け出した。相手DFと競り合いに勝ち、前に入り込んだところで、後ろからのスライディングにより転倒。ペナルティーエリア付近だった為、PKかと思われたが、惜しくもノーファール。積極的にシュートを放つもゴールが決まらず、選手達は焦りを感じていた。そこでGKの根本がポジティブな声掛けでチームを鼓舞する。それに呼応するかのように、前半40分右サイド32番田村のセンタリングに11番藤原史也が右足を振り抜き、待望の先制点を決める。前半6本のシュートを放っていた為、本人も喜びが溢れ出る。前半の内にもう1点取りたいところだったが、追加点とはならず、1対0でハーフタイムを迎える。
ハーフタイムには、ボールを失った後の、守備への切り替え、ゴール前に走り込む人数、シュートで終わること等石母田監督から選手達に再確認する。そして9番佐藤史也が負傷した為、18番佐藤真貴を投入。佐藤は前節も途中出場ながらゴールを決めているので、今節も期待した監督は送り出した。
後半開始早々10番千葉が決定的なGKとの1対1を2度阻まれた。その後、18番佐藤真貴が抜け出すもボールに足がつかずシュートまで持っていけない。後ろの選手は、前線の選手が決めてくれるのを信じ、守備をし、ボールを配給する。
後半10分、前半からの縦横の揺さぶりや、守備一辺倒に追いやられることによる精神的疲労等あってか相手の選手が足を攣り始めた。その一瞬の隙を見逃さなかった。交代の選手が入るまでの間に、7番今松のパスに18番佐藤真貴が反応し、ネットを揺らし追加点。ボールをセンターサークルまで運び、更に追加点を取るんだという意志が見え、ここから勢いは止まらなかった。
後半21分11番藤原史也、24分18番佐藤真貴、25分8番佐々木海斗がゴールを決め4対0。まだまだ追加点が欲しい為、ここで選手を交代する。10番千葉に代え、28番佐々木巧実、11番藤原史也に代え、5番朝日田を投入し、キャプテンマークも千葉から佐々木の腕に巻かれた。
この選手起用が功を奏し、5番朝日田がファーストタッチでゴールを決めた。そして、終了間際18番佐藤真貴が技ありループシュートを決め、ハットトリック達成。7対0で試合終了の笛が鳴る。
シュート31本打って、7点では満足いかない部分もあったが、今シーズン初の無失点とロングボールやショートパスだけではなく多彩な攻撃が出来たところは収穫であった。
6月に東北リーグはなく、全国社会人サッカーリーグ岩手県大会が行われる。前回大会優勝チームとして連覇を狙いたい。
次節は7月3日日曜日、遠野クラブと遠野運動公園多目的グランド10時キックオフとなります。若い選手が多いので、フレッシュさに負けず、アグレッシブにプレーし、勝ち点3を掴みたいと思います。今後も奥州ユナイテッドFCの応援をよろしくお願いいたします。