東北リーグ 第6節 VS秋田カンビアーレ
痛恨のドロー
7月31日晴天と強風の中、胆沢川桜づつみ多目的広場にて、2022東北社会人サッカーリーグ2部北第6節が開催。後半戦に入り、優勝までの道のり、勝ち点3は必須条件となる。今節の相手、秋田FCカンビアーレはコロナ禍になるまでは1部リーグに所属していた格上チームだ。この試合に勝ち、後半戦弾みをつけたいところだ。
フォーメーションは4-1-4-1。スターティングメンバーは、GK31番根本、DFは右から32番田村、19番佐藤達、2番後藤、14番石母田、MFはボランチに、6番藤原直哉、右サイド9番佐藤史也、インサイドハーフに、7番今松、8番佐々木海斗、左サイド11番藤原史也、1トップにキャプテン10番千葉龍二の布陣で挑みます。ベンチメンバーには、GK21番菊池、MF新加入の99番高橋優磨、FW5番朝日田、16番新田、18番佐藤真貴の5名。大幅なメンバー変更はなく、インサイドハーフの7番今松と8番佐々木海斗を中心に攻守のメリハリをつける。守備ではロングボールの対応とマークの受け渡しをしっかりとする為、近くの選手とのコミュニケーションをより綿密に取るように石母田監督から指示をする。
対する秋田は4-4-2。今までの相手と比べ、平均身長が高く、体格も良い。正確なロングフィードで前線の選手を起点にゴールを狙う。秋田ボールでキックオフ。
立ち上がりそして追い風ということもあり、やはりロングボール多用してきたので、空中戦とその後のセカンドボールの回収が主導権を握る鍵となる。前半15分くらいまではお互い中々いい形を作れなかったが、7番今松、8番佐々木、6番藤原、10番千葉と中央で相手の守備網を掻い潜り、右サイドへ展開。ここに快速の24番小川が走り込み、グランダーのクロスに14番石母田が飛び込みチャンスを作る。飛び込んできたのが、逆サイドバックの為、50m以上スプリントしてきたことになる。そしてこの試合1本目のCKのチャンスも相手GKに阻まれて、ここで飲水タイムとなる。この日は気温が35度近くあり、前後半2回ずつの飲水タイムを取った。再開後もお互い中々チャンスを作れず、前半終了直前間際、右サイドで数的有利を作られたのち、GKとDFの間にボールを蹴り込まれ、そこに逆サイドから飛び込んできた選手に合わせられ、痛恨の失点。嫌な形で、前半を終えてしまった。
ハーフタイム十分に水分補給と休息を取ってからミーティングをした。守備では相手のストロングポイントである中盤の選手をマンツーマン気味にマークし、消しながら、プレスをかけること。攻撃では、16番新田を投入し、攻撃のポイントを10番千葉以外にも作り、タメを増やすことにより、全体のライン押し上げを図り、厚みのある攻撃を作るように監督から指示。0対1で負けている状況で、このままでは優勝が遠のく為、何が何でもゴールが必要なので、リスクを追っても積極的に前にいく形を取る。
後半4分またしても、中央から14番石母田、8番佐々木、10番千葉と細かく繋ぎ、6番藤原へスルーパス。GKと1対1なるもシュートが甘くなり、絶好のチャンスを逃してしまった。その後も右サイド田村からのクロスでチャンスを演出するも、相手も体を張って守る。後半14分11番藤原史也に替え、18番佐藤真貴を投入。ここ4試合で5ゴールと絶好調、そしてフォーメーションも4-1-4-1から4-4-2に変更し、16番新田と18番佐藤真貴にし、中盤は左から8番佐々木、7番今松、6番藤原直哉、10番千葉とした。その後すぐに、32番田村のスルーパスに反応した18番佐藤が、ポケットに侵入し、シュートを放つも、ゴール右へ僅かに逸れた。少しずつ流れを引き寄せる。そして後半18分左サイドに流れパスを受けた、6番藤原のクロスに、16番新田が相手をブロックしながら、逆サイドに流し込み、待望の同点ゴールを決める。
そこから逆転に向け、更に相手ゴールへ襲い掛かる。左サイドからのコーナーキック、7番今松が蹴ったボールに16番新田が合わせ叩きつけるもGKにセーブされ追加点とはならない。そこから段々と足が止まってきて、ミスが増え、カウンターを食らうも19番佐藤を中心にDFラインが懸命に走り、身体を張ってゴールを死守していた。後半33分10番千葉に替え、99番高橋を投入。フレッシュな選手を入れ、もうひと段階ギアを上げにかかるも、あと一歩及ばず、試合終了の笛が鳴る。やっている中では、いつ点数を取っても、取られてもおかしくない試合ではあったが、後半はずっと相手ゴールを脅かしていただけに、痛い引き分けとなってしまった。1部で戦っていたチームだけあって、一人一人の技術、個人戦術、守備の圧力は高く、学ばなければならない点はたくさんあった。優勝して昇格を目標にする上で、足りない点を見つめ直すきっかけとなって事は間違いない。そしてこの試合で勝ち点3を落とした事により、後がなくなった。ここからの3試合全勝が必須。お盆を挟み、1ヵ月以上空くため、前向きに捉え、しっかりとした準備をして臨みたい。
次節は9月4日日曜日、ヌペーレ平泉前沢と一関サッカーラグビー場にて10時キックオフとなります。相性があまり良くない相手ではあるが、ここで勝ち点3を獲得しないとチーム一丸となって戦いに臨みたいと思います。今後も奥州ユナイテッドFCの応援をよろしくお願いいたします。
奥州ユナイテッドFC