TL第4節vs富士クラブ2003
6月4日日曜日北上総合運動公園第2グラウンドにて、東北社会人サッカーリーグ1部第4節が行われた。
前節日本製鐵釜石に惜敗し、全体でのミーティングやポジション毎のミーティングを行い、今節こそは、勝ち点3を取りに行った。相手は富士クラブ2003、大学生チームでめきめきと力をつけているチームだ。リーグ戦開幕前に一度トレーニングマッチを行っており、その試合では強風の中、負けてしまったので、リベンジをしたいところだ。
フォーメーションは、前節と同じ4-2-3-1。スターティングメンバーは、GK1番根本、DFは右から、2番後藤、19番佐藤達也、10番千葉龍二、17番千葉一樹。MFはダブルボランチにはチームの軸、6番藤原直哉と7番今松。右サイドに29番小川、左サイドに20番田村、トップ下に14番石母田。1トップに11番藤原史也。リザーブメンバに、4番朝日田、13番高橋、15番押切、21番菊池龍、22番佐々木巧実、23番今野、27番菊地秀俊の7名に、トレーナー、スタッフの計20名で試合に臨んだ。前節同様、17番千葉一樹、20番田村が並ぶ左サイドから、攻撃の起点を作る。狙うは、相手ペナルティーエリアのポケット。ここに侵入し、中に何人人数かけられるかがポイントとなる。守備では攻守の切り替え、特に自分たちのミスで失った際のスプリントする事、奪ったボールをすぐ奪われないように、相手のプレスを回避する事を徹底するように、石母田監督は、選手達に口酸っぱく伝える。
富士クラブのフォーメーションは4-4-2。攻撃面では、戦術に偽サイドバックを組み込んでおり、サイドのレーンに広大なスペースを空け、ウィングの選手の個人技でチャンスを作る。守備の狙いは、4-4-2で守備ラインをしっかりと構築し、無理な二度追いはせず、ブロックを敷き、着実にボールの取り所を狙ってきた。
コイントスの結果奥州ボールでキックオフになるも、相手は陣地変えを選択し、風上を陣取った。これは、富士クラブの前から行くぞという意思表示だ。円陣を組み、今一度、後がない事、沢山の方に応援して頂いている事、相手の狙いに気を引き締め、試合に望んだ。前半4分、相手のクリアボールがDFラインの頭を越え、身体を入れGKがキャッチしようとしたところ、相手FWに入れ替われ、無人のゴールにボールが吸い込まれていった。こうなってしまったら、もう気持ちを切り替えるしかない。失点後、6番藤原直と7番今松でボールを落ち着かせ、ビルドアップを図る。富士クラブも取り所が決まらず、思ったようにプレー出来ていなかった為、これは流れが良くなってきたなと思った所で、前半26分自陣でパスカットからショートカウンターを受ける。ペナルティーエリアの外から打たれたシュートは、19番佐藤達がブロックするも、こぼれ球に相手FWが食らい付き、GK根本が触るよりも一瞬早く触り、2失点目。流れを引き寄せていた所での失点だった為、7番今松が選手を一度集め、声を掛ける。何とか前半の内に1点返したいところ、11番藤原史也が反転からのシュートで、奥州1本目のシュートを放つも、GK正面。前半のシュートはこの1本だけとなった。前半35分、45分とまたしてもビルドアップのパスミスから奪われ、前半を0対4で折り返す。
後半から29番小川に替え、22番佐々木巧実を投入する。後半19分、19番佐藤達のインターセプトから6番藤原直は、左サイドにペナルティーエリア付近でフリーな20番田村へ。冷静に相手DFとGKを見て、タイミングをずらした技ありシュートで1点を返す。ここから勢いづくかと思った束の間、後半30分左サイドでボールを奪われ、フリーで待ち受ける選手に展開される。カバーが行く前に、1対1で交わされてしまい、シュートがGK根本の僅か左を抜けていき、1対5とまたしても引き離される。後半35分2番後藤と6番藤原直に替え、13番高橋と15番押切を投入し、得失点差を縮める為にも1点を取りに行く。しかし、ゴールを決めた20番田村が負傷交代を余儀なくなれ、4番朝日田をピッチに送り出す。後半45分PKを与えてしまい、GK根本キッカーと駆け引きをするも、逆を突かれ、6失点目。そしてアディショナルタイム4分も終え、試合終了の笛が鳴った。1対6の惨敗、点差程の能力差がなかっただけに、もったいない敗戦となった。
次節は6月11日日曜日、13時30分から仙台大学サッカー場にて、一目千本桜FCと対戦する。こちらは、仙台大学のサッカー部で、今季から地域の象徴である「一目千本桜」をチーム名に入れ、活動している。昨シーズンは3位と好成績であったが、今シーズンは8位と低迷している。ここで相手に勝ち点3を取られると、
下位の残留争いでとても苦しい展開になる為、何としてでも勝ちにいかなければならない。今シーズン県外での初のアウェイ戦にはなるが、メンバーをしっかりと確保するのはもちろんの事、前節の反省を踏まえ、同じ轍を踏まないように、時間を大事にしていく必要がある。
今後とも応援よろしくお願いいたします。